片倉館は、大正から昭和の初期に日本における輸出総額の約1割が絹製品であった当時、シルクエンペラーと称された片倉財閥により地域住民に厚生と社交の場を供するため昭和3年に竣工され、それを運営する(財)片倉館が昭和4年に設立されました。
当時の片倉財閥当主、二代兼太郎社長は大正11年〜12年にかけて北中南米〜欧州へ全行程約20万kmに及ぶ視察旅行を行い、その際ヨーロッパ各国の農村には充実した厚生施設が整っている事に強い感銘を覚えました。
我が国にもぜひそのような地域住民のための施設を提供したいと一族に計り、上諏訪に住民のための温泉、社交、娯楽、文化向上を目的とした片倉館が誕生しました。
片倉館
諏訪市湖岸通り4-1-9
TEL : 0266-52-0604
http://www.katakurakan.or.jp/